車大国のアメリカ、どんなに自分が安全運転をしていても車のトラブルは不可避です。
日本よりも交通量・車線が多く、また道にパンクして捨てられたタイヤやゴミ、釘などが多く落ちています。(轢かれた動物たちもしょっちゅう…)
そこで今回は、自分の車がパンクした際に慌ててパニックにならないように車のタイヤ交換や修理の流れを紹介していきます。
アメリカでタイヤがパンクした時の解決策【交換と修理の金額比較】
タイヤのパンクといっても、切り傷によるパンクや、釘が刺さったことによるパンクかなど
穴の空きかたによって修理の方法が異なります。
まずは、タイヤがパンクした時に交換が必要なのか修理で問題ないのか見分けるポイントを見ていきましょう。
交換が必要なタイヤの事例
上記のように、釘が複数本刺さっている場合や損傷エリアがまとまっていてタイヤのダメージが大きい場合はタイヤの全交換が必要です。
上記の写真はわかりにくいですが釘が5本ほど刺さっています。
また、切り傷のように穴を塞ぐなどの修理が難しい場合も全交換をする必要があるでしょう。
修理のみで問題ないタイヤの事例
こちらは釘が一本だけ刺さっているパンクです。
この場合は、穴を埋めていく修理を行えば全交換の必要はありません。
金額比較
交換の場合
200$
修理の場合
20$
こちらは実際に私が体験した金額を元に比較しています。
全交換と修理のみの場合、約10倍の金額差です。
修理の場合は、写真のように黒色の粘着力のあるボンドで穴や周辺の傷を埋めていきます。
時間比較
修理の時間は、受付〜車の受け取りまで、待ち時間を含めどちらも2時間程度。
しかし実際の修理時間は、交換の場合30分・修理の場合は10分ほどと大きく異なります。
お店の混雑状況によっても変わるとは思いますが、待ち時間に退屈しないように本などを持参していきましょう。
おすすめのタイヤ修理店
おすすめのタイヤ修理店は「Mavis Tire」一択です。※公式サイトはこちら
タイヤの専門店であり、土日営業、予約なしでも当日修理をしてくれます。
CostcoやWalmartなどの大手スーパーマーケットでもタイヤの修理をしてくれる場合があります。
ただし、タイヤ専門店ではないのでタイヤの種類が限定されていて在庫がないこともしばしば。
また予約をしていない場合は、当日受付ができない可能性もあります。
予約なしでほぼ確実にタイヤを交換したい場合は、「Mavis Tire」に行きましょう。
「Please repair a flat tire.(タイヤのパンク修理をお願いします)」と受付に伝えて修理をお願いしましょう。
パンクをする前に知っておきたいこと
異音がした後に、空気圧警告灯が出たら「パンク」を疑う
走行中に、小石がドアに激しくぶつかったような「パンッ」という高い音。
もしくは、荷台の荷物がドアに激しくぶつかったような「ドンッ」という鈍い音。
このような音を聞いてから、しばらく走行を続けていると「空気圧警告灯」が出る場合があります。
その場合、高い確率でパンクをしています。
走行が可能な場合は、安全運転で家まで走りきってしまいましょう。
もしくはタイヤショップの近くの路肩で止めて、タイヤに異常がないか確認をしてみてください。
音などがしていないのに、警告灯がでた場合は、単に空気圧を入れ直せば良いだけです。
空気圧警告灯が出た場合の対処は、こちらの記事で紹介していますので興味ある方はご覧ください。
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参考アメリカでタイヤの空気圧を入れる方法【警告が出たらガソスタへ!】
続きを見る
緊急連絡先のメモを社内に常時置いておく
保険会社・救急車・警察等の電話番号はあらかじめメモしておきましょう。
特に保険会社では、パンクの際にレッカー車の手配などをしてくれます。
電話の際に英語力に自信がない方は、日本語の通訳者を介しての会話を希望しましょう。
「Japanese interpreter please.(日本語の通訳者をお願いします)」
この一言で、通訳者をすぐに手配してくれます。
車関係の修理費用は保険でカバーできる
パンクをした際は、保険で修理費用をカバーできます。
しかし、注意してほしい点があります。
それは、修理だけカバーができて交換は保険適用外の場合があるということです。
事前にどこまでが適用範囲なのか確認しておきましょう。
場合によっては、パンク後もしばらくは走れる
釘が刺さったパンクの場合は、しばらくは普通に走行できます。
そのためレッカー車などの手配をせずに、自力で車の修理屋に持っていったほうが時間的にも工数的にも早いです。
注意することは、突き刺さっているものを自分で抜かないことです。
刺さった釘がある程度、空気漏れを防いでくれているので刺さったまま安全運転で走行しましょう。
また夜遅くにパンクをしてしまい、仕方なく一晩置く場合は、空いた穴の面を下にしておくと空気が漏れにくくなります。
ガムテープなどが家にある場合は、貼っておきましょう。
翌朝、タイヤの様子を確認し、必要に応じて空気を入れ直して修理店に持っていきましょう。
アメリカ生活では、タイヤのパンクは必ずと言っていいほど経験するアクシデントです。
いざという時に慌てないように、事前に対応策を確認して落ち着いて行動しましょう!