今回は、駐在員のパートナー(主に妻)が参加する「海外赴任者 配偶者研修」について研修内容と受講した感想をお伝えします。
この研修サポート、私の勤めていた会社には海外赴任者の配偶者向け研修はありませんでした。
グローバル展開が進んでいる会社は開催しているところもちらほらあるようですが、そんなに多くはないと思います。
駐在員はもちろんですが、妻にとっても初めての経験。色々不安なことが山積みだと思います。
なので、今回は事前に研修内容を知って「私が参加するものもこんな感じなのかな〜。」と少しでも安心してもらえれば良いかなと思っています。
では、早速本題に入ります。
「海外赴任前配偶者研修」に参加!研修内容と受講した感想について
私が参加した研修では、ざっとこんなプログラムでした。
所要時間としては、朝の9時〜16時すぎくらいまでの1日コースです。
まずは会社概要について紹介動画と説明を30分程度聴講して、早速本題となる海外赴任に関する説明に入っていきました。
続いて、「赴任前の準備・健康管理」として
・会社規定の補助制度(健康診断・語学学習費用・パスポート申請費用)の説明
・健康管理について指定の窓口の案内(海外でもサポートしてくれるサイトや電話番号の説明)
・冊子の配布 >> 「海外赴任ガイド」
の説明や、資料の配布がありました。
基本的には、座学形式で椅子に座って聞いているだけなので、
配られた冊子に目を通しながら必要な箇所はメモしたり・・・といった感じです。
経験者対談がプログラムに組み込まれていたのですが、これが研修のメインコンテンツのような形でした。
参加者が2人1組になりそのグループに対して、駐在経験をされた奥様が1名つく少人数形式で対談を行いました。
赴任地での生活を経験された奥様と、オススメの語学学校・住居エリア・生活してみて困ったことなどを聞くことができました。
軽食とりながらでしたので、わりかしラフな雰囲気でざっくばらんに話すことができました。
研修の参加者について
当日の参加者は女性10名程度で、赴任地はみなさんバラバラ。
赴任地がアジア圏の方と欧米圏の方でグループが2つに分かれていて、各グループで自己紹介も行いました。
そこで、気づいたこと・・・
全員、お子さん持ち!!!(もしくは妊娠中)
子供がいないのは私だけでしたので、かなりびっくりしました。
そして中には、赴任3回目となるベテランの奥様も・・・。
年齢を公開していたわけではないですが、見た感じ、40代以上〜・30代・20代の比率で言うと、2・6・2くらいな感じです。
参加する前は、ネット検索の「駐在妻」でヒットするようなオホホ〜みたいな少しとっつきにくい高嶺の花のような方が
いっぱいいるのかなと勝手にイメージして若干気が滅入っていたのですが(失礼)、
実際は駐妻を何度か経験しているベテラン奥様もとても気さくで、参加者の質問に嫌な顔せず丁寧に答えてくれていました。
やっぱりネットの情報を鵜呑みにしちゃいかんよな〜と改めて反省。。
その他の参加者も、
50才女性
子供は社会人になったので、今は旦那と二人で暮らしているんです。
30才女性
会社は退職して夫についていく予定です。子供がいるので、色々と不安で・・・
20才女性
帰国子女なので、現地は大丈夫だと思うんですが、ビザの取得が皆さんと違うのでそこが心配で。。
などなど、同じジャンルの人ばかり集まっていそうという私の勝手な偏見は崩れて、みなさんそれぞれ年齢も境遇も異なる方が集まっていました。
参加者の不安は「子供」に関すること!
少し話はそれましたが、前述した通り私以外、全員お子さん持ちの方でしたので
悩みの種や相談事は90%お子さんに関すること(学校や病院等)でした。
人事の方もそれを把握しているからか、現地の学校情報や救急の病院情報などが載っている分厚い冊子を事前に用意しており、必要な方に配られていました。
(やっぱりサポートが手厚いなーと)
日本人が比較的多い学校や、日本語が通じる病院などの情報が載っていましたので、参考になりそうな冊子でした。
こちらは販売しているものではなくオリジナルのようでした。
感想
内容としては、ネットでも検索すれば出てくるような基礎の基礎的な話(健康管理には気をつけて!事前準備をしっかりと的な)が多かったです。
ただ、実際に同時期に赴任される配偶者の皆さんの顔を見れたり、悩みを共有できたことが一番の収穫だったかなと思います。
具体的には、海外生活における不安や楽しみをホワイトボードに書き出したりして、
参加者でざっくばらんに共有したことで、「私だけが思っている悩みじゃないんだ」と安心感を持つことができたことです。
(海外安全管理の説明パートで、参加者と一緒に悩みを洗い出しました)
ここからは余談ですが、経験者奥様に話を聞いたときに「普段何をされていたんですか?」と聞いたら
「お花やお茶会など、習い事や奥様会の方とお話したりですかね」
とのこと。
社交性ゼロ・Stay Homeが大好きな私にとっては心の中で「それが一番ハードル高い・・」となりました。
(ここはイメージ通り駐在妻の高貴なイメージが崩れず・・・残念(笑))
とまぁ、別にそうしなきゃいけないってわけではないと思うので、
私なりに、アメリカ生活を楽しみ術を見つけなくては・・・と改めて気が引き締まった瞬間でした。
最後に改めて。
配布された中で、「海外赴任ガイド」という本をいただきました。
赴任者向けの本になりますが準備物や注意事項など、かなり分かりやすく記載されていましたので、何も分からない私にとってはとても参考になりました。
海外赴任の流れを理解したいときには便利です。