今回は夫の海外赴任決定後、「自分(妻)が勤めている会社を退職するという決断に至った背景」についてお伝えしていきます。
現在仕事をしていて、これから海外駐在妻になる方にとっては、一度は悩む場面だと思います。
当然、私自身もこの局面にぶつかり、結局、退職という決断をしました。
考えたのちの結果なので、今はこれで良かったと思っています。
結論を出すまでには、いろんな方のブログを見て海外で働くことの可能性を調べたり、Youtubeで海外生活に関連する動画を探したりと、多方面から情報収集を行いました。
今の時代、共働きが主流になっていることもあり、駐在をする方々もそれまでは夫婦2人とも働いているケースがほとんどです。
駐在決定後、多くは奥さんが仕事をやめるという選択をとっていましたが、最近では海外でもできる仕事を見つけて仕事を続けているケースもあります。
なので先に言っておくと、「退職」しか道がない訳ではありません。
そんな中で私は「退職」を選び駐在妻になることを決めました。
長くなりましたが、今回はこの「退職」に至るまでの心境について書いていこうと思います。
海外駐在妻になるため仕事を辞めた背景・当時の心境
まず自分自身の考えとして、体が元気なうちはずっと仕事をして生きていきたい!と思う、バリバリの「キャリア志向」の持ち主です。
結婚や出産を機に、専業主婦になりたい!という願望はなく、できれば社会に出て、自分でお金を稼いでいきたい、と思っています。
もちろん今でもその考えは変わりません。
ですので、夫の海外赴任についても決定するまでは
「中国とかアジア圏に赴任だったら日本とも近いし、最悪、単身赴任でもいけるかも?」
とか思っていました。(夫には申し訳ないですが・・・苦笑)
なのでアメリカ赴任の話が出るまで、私の気持ち的には「夫が海外赴任になっても仕事を続ける」という考えの方が大きかった気がします。
アジア圏の赴任を希望していた夫が、まさかアメリカ赴任になるとは夢にも思ってもいなかったので・・・
と・こ・ろ・が。
状況一転、夫からアメリカに行くことになったと話があり、タイミング的に単身赴任はないな。と思いました。
なぜかと言うと、
・婚約したばかり(籍もまだ入れていないし、これから結婚式と言った時期でした)
・二人とも20代後半で子供もいない(将来、家庭をもちたい願望あり)
・アメリカと日本の時差は13時間(遠距離だと昼夜逆転でコミュニケーションがとりづらい)
と言った感じで、この時期に2人でいないというのは、寂しいのはもちろんですが、将来のことを考えても厳しいなと思いました。
––––自分のキャリアを諦めてでも、幸せな家庭を創りたいのか。––––
––––幸せな家庭を諦めてでも、自分のキャリアを築き上げたいのか。––––
ここで、改めてキャリアと家庭を天秤にかけた時に、上記の考えが頭をよぎりました。
この瞬間、いうまでもなく「家庭」があってこそのキャリアだと明確に分かりました。
なんだ、迷っていたけど比べてみたらわかりきってることじゃん・・。と。
自分自身、人事(採用や研修)の仕事をしていたこともあり
職業柄的に、キャリアについて学び、人に経験談を聞き、自分自身でも考える時間がたくさんありました。
なので自分のキャリアは広義の意味で言えば、仕事だけで成り立つものではないし、その会社だけに属するものだけでもないということを、天秤にかけた時にふと我に立ち返りました。
そんなこんなで、仕事を辞めたからといってキャリアが閉ざされた訳ではないと心の整理がついたので、夫に帯同してアメリカに行くことを決意しました。
それが自分自身のキャリアのためにもなると思ったからです。
ただし・・・!
会社は退職しますが、将来的なキャリアについては諦めていません。
むしろ、この機会をチャンスと捉えてスキルアップの期間として自己投資に回すことにしました。
キャリアは諦めない。
フリーランス妻を目標に奮闘開始宣言!
ということで、結論を申し上げますと
会社は退職して、フリーランスを目指す!!
ことにしました。
お小遣い程度でもいいので、自分でお金を稼ぎたいという欲と、
せっかく人生でまとまった時間が取れるのであれば新しい道に足を踏み入れたいという好奇心が合わさって、
「フリーランス」という道にたどり着きました。
ちなみに、帯同ビザでアメリカに行くと、特別な審査を通らない限りアメリカでの就労は禁止されています。
なので、アメリカの会社に就職する!アルバイトする!などは原則できませんのでご注意ください。
私の場合はTOEIC400点レベルの低実力者なので選択の余地もありませんが・・・
語学堪能な方は選択肢に入ると思いますので就労希望の場合は事前にビザの種類と就労可否を確認してみてください。
ということで、こんな私でも、どうにか海外で稼げないかと色々調べました。
フリーランスというのは、かなり成功確率の低い選択肢だということは我ながら重々承知しています。
何もわからない状況ですがポジティブな姿勢を持って、少しずつフリーランスの道を歩み出したいと思います。
そして、この先同じ境遇で迷う誰かの参考にと思いブログで残していきたいと思います。
▽おまけ
この決断を笑いながら応援してくれる夫を見ていると、我ながらいい相方を持ったなと思います。
今後は、フリーランスの奮闘と並行して、夫を支えるための奮闘記録も載せていく予定です。